ユーキさんと“創る”こと

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ユーキさんの誕生日を機に私はこんなツイートをした。

T.I.M.Eのオーラス(オーラス公演には行っていないが記事で読んだ)タクヤくんユーキさんに向けて放った言葉が印象的すぎて、噛み締めて、勝手にユーキさんの気持ちになったりして、いつか出そうと下書きに残していたもの。

挨拶の全文が読める記事↓natalie.mu

 

突然個人的な話になるが、私は物心ついた時からチアリーディングというスポーツをしていて、今現在大学でも続けている。高校生の時はキャプテンも務めていたので、大会やイベントになると自分が曲や構成、振りなどを考えて決めてみんなに教えてたりしていた。

 

ちなみにチアリーディングは体操のようなアクロバットをやる要素、組体操のように人が人の上に乗ったり、人を飛ばして回ったりする要素、ダンス要素…など色々な要素が含まれたアクロバティックなスポーツ。実は超特急が7人だった時代に「サイドライン」いうチアを題材とした映画で超特急が主演を務めていて、まだその当時は超特急のことも名前くらいしか知らなかったし、「チア男子(?)の映画やるんだ!」となんとなく情報だけ知っていたくらいで、映画を見たのは去年超特急を好きになってから(当時見ていれば早く超特急に出会えるチャンスだったのに勿体無い)。まだ見たことない人は結構どのサブスクでも見れるから是非見てみてほしい。チア初心者があそこまでのことを出来るのは本当にただならぬ努力があってだろうと感動したので…。

映画「サイドライン」の予告動画↓www.youtube.com

 

脱線してしまったが、私はそんな感じの競技をしていて、高校時代には演技構成を作ることが多かった。正直に言うと物凄く大変でしんどかった。 曲を決めるところから始まり、それに合わせてやる技やそのカウントをはめて、振り付けを考えて、フォーメーションや人の配置を決め、最終的にはそれをみんなに伝えなければならない。寝る時間も惜しんで夜な夜な考えたりしたし、振り付けが思いつかない時はとことん思いつかないし、でもいついつまでには完成させなきゃで…とか、やってみてもらったらイメージと違うから直そう…とか、突き詰めれば突き詰めるほどキリが無い。

そして一番気になるのが「みんながこの演技をかっこいいとか好きとか、プラスの気持ちでやってくれているか」ということ。勝ち負けの結果とか、お客さんからの見え方とかも勿論大事だけど、一番大事で気になるなのはやってる側が楽しんでやってくれているのか。でもそれを直接みんなに聞くのも違うし…という感じでとにかく不安要素が多いのが構成を作る人・演出をする側の人間の正直なところだと思う。

 

なぜこんな話をブログにしているかと言うと、演出をする側の人間であるユーキさんのこと。ユーキさんと私とではジャンルも規模も全然違うけど、私はユーキさんの気持ちが少し分かるような気がした。ツアーのコンセプトを決めて、選曲するのも、セトリの順番組むのも、ステージの使い方も、魅せ方や揃え方、どういうイメージでこの曲を踊るのか… きっとユーキさんは沢山の時間や労力を犠牲にして考えてやってきている。休みの日も“勉強”として他のアーティストのライブに足を運んでいるし、映像もたくさん見ているだろうし、他のメンバーより“超特急”や“ライブ”と言うものに向き合う時間が長かったのでは無いか。

それを苦と捉えるか楽と捉えるか、私はどちらかと言うと苦と捉えてしまっていた気がする。

 

高校生の時、私が作った構成で出る大会があった。毎日のように振りを変えたりして試行錯誤した末、何とか自分の中では納得のいった構成だったので、優勝は出来なかったけど達成感が凄かったのを覚えている。でも、一番嬉しかったのは一緒に演技をしていたメンバーや応援してくれた先輩などから「今回の大会の演技、(私)らしくてすごく良かったよ!」「あそこの振り好きだった!」と言った言葉をかけてもらえた時。私が時間を割いて悩みまくってやってきたことは無駄じゃなかったんだ、みんな好きだと思ってくれたんだ と思えた時、他には変えられないやりがいを感じて、苦と捉えてしまっていたものがひっくり返った。

“創る楽しさ”はここにあるんだと思えた。

 

ユーキさんは超特急のために自分の色々を犠牲にしてツアーに挑んでいたはずだから、オーラスでタクヤくんが言った「今回のライブ、すごくよかったなと思ってます。ユーキの作るライブで踊るのが、すごく幸せで楽しいです。ここ数カ月、いろんなものと戦っている姿を見てきました。今8号車の前でライブを無事終えて、本当にユーキにはお疲れ様と伝えたいと思います。」という言葉にユーキさんは凄く、物凄く助けられたのでは無いか。タクヤくんは(他のメンバーもだが)ユーキさんが裏で超特急のために動いてくれていることをちゃんと見てくれていて、それを本人や8号車に伝えてくれて、ユーキさんはその一言で今までしてきたことが全て報われるような感情になれたと思う。こういう時にユーキさんも“創ることの楽しさ”を感じられるのでは。

 

でさ、ほんっっっっっとっていい……(唐突)

ユーキさんは情熱が滲み出てて熱い漢って見て分かるほど。一方タクヤくんって、一見クールでドライだと思ってしまうのだけど、実際はメラメラとした熱いハートを持っていて、仲間やファン思いで、ユーキさんと肩を並べる熱い漢なのである(私の中であとシューヤくんがここに入る)。冒頭に載せたツイートにも書いていたが、ちゃんとメンバーに対して敬意を持っていてそれを伝えられる関係性であること。これって当たり前のようで簡単では無い。草村だけでなく超特急はそれがみんな出来ているような感じで、お互いがお互いに対して感謝や敬意をしっかりと持っているのが私のような外野からでもちゃんと分かる。

タクヤくんだけではなく、他のメンバーも「ユーキくんの作ったセトリ最高!天才!」って色んなところで発言してくれている。作っている側は、演者が「楽しい」「最高」って思ってくれることが何よりも嬉しいのだ。思っているだけではなくて言葉にしてくれると本当に嬉しい。だから、私たちもユーキさんへの感謝を忘れちゃいけないし、沢山言葉にしていきたいと思う。そうすることが作る側にとって一番嬉しいって私が分かっているから、もっともっとユーキさんのことを褒めて褒めて褒めまくりたい。(誰目線)

 

それからユーキさんの演出家としての話をするに当たってEBiDAN THE LIVE UNIVERSE 2023(通称:エビライ)は避けては通れない話題。エビライを創ると言うことは、超特急のライブを創るのとは訳が違う。エビライには9組のグループが出演するから9グループの特徴、カラー、曲に加えて総勢62名の個性も分かっていないと良いものは作れないだろう。超特急を好きになりたてでEBiDANをまだまだ知らなかった私でもあれだけ楽しめたライブを作れたと言うことはユーキさんはそれをやってのけた訳だ(是非U-NEXTで見て!!)。ただのアーティストだったらあそこまで出来ないし、EBiDANが好きじゃ無いと出来ないし、演出することが好きじゃ無いとできない。ユーキさんはきっと演出をすることを楽と捉えられる人なんだと思う(彼も最初は苦>楽だったかな…)

エビライのメイキング(こちらもU-NEXTにて配信中)を見ていて、後輩から先輩として慕われていると言うより人間として慕われて尊敬されているユーキさんが見えた。超特急っていう今のEBiDANのトップに君臨するグループのひとりで、しかもライブの演出家で、ってなったら普通怖いイメージを持たれても仕方がない。でも後輩から裏で沢山声を掛けられていたり、写真を求められていたし、後輩から見てもとっつきやすい先輩というか。でも彼がとっつきやすい先輩であるのは、彼が生まれ持った愛されキャラであるところもあると思うが、ちゃんと自分から後輩に声を掛けに行ったり、後輩のことをちゃんと理解しようとして接しているからであって、ここにも彼の努力を感じずにはいられない。どこまでも“尽くす人”なんだなと思った。

先日、ユーキさんの誕生日に公開された音楽ナタリーさんの記事を読んで(遅ればせながらブログ書き途中の今読んだ)、ユーキさんの強みは確実に“演出プロデューサー兼出演者”であること。演出する人と演者が違うことは多いし、私が今所属している大学の部活でも構成を考えるコーチがいて、演者は生徒で基本別々である(私が高校生の時のように自分で考える場合もある)。でも、それが兼任されていると本当に自分が、自分たちがやりたいことを盛り込めるし、演者視点だからこそ思いつくアイデアや発見がある。そして、他の演者も、演出家との距離が近い訳だから色々と意見を言いやすいし演出家も汲み取りやすい。よって良いものをみんなで作り上げることが可能になる。ユーキさんが演出を担ったこと、それ自体が2023年のエビライが大成功した要因だろう。

音楽ナタリーさんのユーキさんフォーカス記事↓natalie.mu

 

…いま音楽ナタリーさんの記事を読み終わったが、ユーキさんはf:id:an_taku172:20240104151202j:imageこう語っていて、やはり私が感じたことと同じだったのかなと。自分が作ったものを「良かった」と伝えられることが一番嬉しいしやりがいを感じられる。周りがこうやって連絡をくれるのもユーキさんだから。ユーキさんがEBiDANに愛と情熱を注いだ分、受け取った人たちがそれを返している

 

 

…いつもブログの締め方が分からないのですが、自分もユーキさんと同じ“モノを創る立場”であった身として彼の演出に対する想いに胸を打たれて、考えさせられたことも沢山あったから、ユーキさんって本当に凄い人なんだぞ ってことを少しでもこのブログで多くの人に伝えたく(もう8号車はきっとみーんなユーキさんの素晴らしさに気づいているけど)、文字に起こしてみました。彼には尊敬しかない。私もあんなリーダー(超特急のリーダーでは無いが、チームの牽引者)になりたいなと思った。

たまに、5推しの子が羨ましくなる。こんなにかっこいい人を応援できるなんて幸せだし、誇りだろうなと私の推しも負けてない)

私感たっぷりでしたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。

演出家としての顔も素晴らしかったですが、パフォーマーとしてアクロバットをするユーキさんが私は大好きなので、先日ユーキさんのインスタグラムにアップされたアクロバット動画の解説(というよりこれのここが凄いんだぞ を伝えるもの)をXに上げたので、そちらも併せて見て頂いて、ユーキさんの凄さをより感じてみてください(誰)。↓

 

彼は向上心の塊で、努力を惜しまない人で、尽くせる人。仕舞いにはドジっ子。彼を知れば知るほど魅力しか出てこない。

\よっ!日本一!/

 

…以上、ユーキさんの素晴らしさを語るタクヤ推しでした。

 

 

 

(追記)

BULLET TRAIN ARENA TOUR 2022「新世界-NEW WORLD-」のBlu-rayのDisc2に収録されている「RAIL TO DREAM ディレクターズ・カット 完全版」を今見ました。メンバーの真の姿、等身大が見れるからドキュメンタリーものは大好きなのですが、新年早々爆泣きしました。超特急、熱い。もれなく全員熱い。人としてかっこいい。見てすぐだとただただ感動してしまっていてこのように語彙力が馬鹿ですが、この感想もいつかちゃんとブログにしたい…。